30年間の牛乳嫌いを克服した話 ―人は価値を感じれば嫌なことを乗り越える―

今回は30年間嫌いだった牛乳が飲めるようになった話をしようと思います。

みんな大好き牛乳!!!

牛さんと酪農家のみなさんには大変申し訳ないのですが、私には牛乳のおいしさがさっぱりわかりません。

くさい、後味が悪い。この二つが本当に苦手。

給食の牛乳は牛乳瓶のにおいも相まって絶対に飲まなかったし、母親から牛乳を飲んだら背が高くなると言われても頑なに拒否しました。

だって周りには牛乳を飲んでいてもあまり背が伸びていない子がいっぱいいましたからね!

そんな私が30歳を目前にして牛乳嫌いを克服したんです。

自分でも全く予想していなくてびっくりなんですが、自発的に毎日1回飲むようになりました。

これなんでかというと、牛乳を飲むことに価値を感じるようになったからです。

価値を感じれば人は変われるもんだなと思いました。




人は価値を感じると嫌なことを乗り越える

私が牛乳に価値を感じるようになったきっかけはプロテインです。

30歳も目前に迫り体のラインがだるだるになってきたので、去年の夏から週に一回ジムの筋トレクラスに通いはじめたんです。

最初はかなりつらかったんですが、週に1回きちんとやれば効果がでることがわかり、毎週1回必ず筋トレする習慣がつきました。

で、その週1の筋トレとあわせて必ずやるようになった習慣が二つ。

  • 運動後30分以内にプロテインを飲む
  • 運動後3日は毎朝プロテインを飲む

ジムのトレーナーから、運動そのものも大事だけど、しっかりたんぱく質をとって筋肉を作ることが大事だと言われたので、この二つも筋トレと一緒に習慣になりました。

運動後30分以内はたんぱく同化作用という状態になってるようで、たんぱく質やアミノ酸を摂取することで筋肉が作られやすくなるみたいです。

この辺はまんまとメーカー側の価値付けに転がされてるなぁと思っちゃいますが、実際に筋肉がつくという効果は出ているし、普段から食事が偏り気味なので、プロテインを飲む習慣はずっと続けています。

そんなわけで、運動することと、運動後にプロテインを飲むという習慣ができていたんですが、朝家を出るのが遅いとコンビニに寄る時間がなくなってプロテインを買えないことがあるんですよね。

「今日はプロテイン飲めねえ・・・・」

とあきらめかけていたそんなときに、会社の冷蔵庫で見つけたのがこれです。

meiji

ミルクでしっかりからだにチカラ

ミルクプロテイン10g

あ、この記事は牛乳の販促じゃないですよ。

「会社にプロテインあるやんけーーーーー!!!!!!!!」ってことで、せっかくの2時間分の筋トレを無駄にしたくない私は藁にも縋る思いでこの牛乳を手にとったのです。

牛乳なんて飲むのは一体いつぶりか・・・。

正直恐怖もかなりありましたけど、それ以上に筋トレを無駄にしたくないという気持ちが勝っていたので一気に飲みました。

「や、やっぱりくさい・・・でも、意外といける・・・?」

そうなんです。意外と平気でした。

2時間の筋トレの効果がこの牛乳によって保たれるなら、こんな臭みくらい平気だという気持ちがあったうえで、意外と平気という判定になったんだと思います。

多分、価値を感じていなければ平気じゃなかったんだと思うんですよね。

人は価値を感じていれば自分が嫌いなことを乗り越えられるんですね。

私が、30年も嫌いだった牛乳を乗り越えたので間違いない。

多分みなさんも、

「パクチーを食べたら新垣結衣と付き合える」

と言われたらパクチー食べますよね。

嫌いな気持ち以上に価値を感じることができれば、対価にくらべりゃ屁でもないってことで、人は嫌なことを乗り越えられちゃうんですねー。

ただし、価値は実証されていないとダメ

人は価値を感じれば嫌いなことを乗り越えられることがわかりました。

でも、ただ価値をちらつかせるだけじゃダメなんです。

冒頭にも少し書きましたが、私の母親は「牛乳を飲んだら背が伸びる」と言って私に牛乳を飲むことを勧めてきました。

私は教室で背の順に並ぶときはいつも前から数えたほうが早いこどもだったので、背が高くなりたいと思っていました。

しかし、母親の言葉にはまったく心を動かされなかったんです。

これは、周りに牛乳を飲んでも背が高くならないこどもがたくさんいたからです。

先に価値だけちらつかせられても、結果が実証されなければ我慢したまま走り続けることはできません。

新垣結衣と付き合えると言われても、先に新垣結衣を出せってなりますよね。

今回私が牛乳を飲めるようになったのは、筋トレによって体が引き締まる効果を実感していたことで結果が実証されており、そのうえでプロテインを飲むという習慣が身についていたからです。

既に価値が実証されていたから、『プロテインを絶対に飲みたい』という気持ちで牛乳を飲んだんです。

実証されている価値があれば、人は嫌いなものを乗り越えるし、普段まったく関わりのなかったものを日常に取り込もうとするんです。

牛乳嫌いは無理に克服させなくても大丈夫

大事なことなのでついでにお伝えしておきますが、牛乳を飲まなくても身長は伸びます。

30年ほとんど飲まなくてもそれなりに成長しました。

背を伸ばすには、牛乳を飲むよりも、良く食べて、良く寝て、良く動くことが大事なんだと思います。

お子さんが牛乳を嫌っている場合は、無理に飲ませなくて良いと思います。

私が今まで牛乳嫌いで困ったことは、給食のときに先生に怒られたことと、コーンフレークを柔らかい状態で食べられなかったことくらいです。

他にカルシウムをたくさん含んでいる食べ物はありますから、楽しく美味しく食べられるものを食べさせてあげるのが吉!

それでも、どうしても飲ませたいという場合は、ココアなど、牛乳の味やにおいがわからなくなるものを混ぜてあげるのが良いと思います。

私の場合、ココアを入れれば牛乳は飲めました。というかミルクココアは大好物です。

ゲームでは絶対先にアメをあげよう

一応ゲーム業界で仕事をしてますので、ゲームに関するアウトプットにつなげておきます。

人は価値を感じれば嫌なことを乗り越えるし、価値がなければ乗り越えない。

これはゲームにも全く同じことが言えます。

ドラクエではモンスターを倒すとレベルアップできるという喜びをゲーム開始直後に刷り込まれるおかげで、より強いモンスターを倒すことにモチベーションを感じられるつくりになっています。

しかし、モンスターを倒してもレベルアップしない、新しいアイテムがもらえない、という期間が長く続いた場合、プレイヤーはモンスターを倒すことに価値を感じなくなります。

すると、飽きがきてゲームをやめてしまう。

これがアメとムチのバランス感覚です。

アメをあげる前から「おいしいアメだよ~」と誘っても、アメのうまみがわからない人はアメに魅力を感じないんです。

だからゲームの場合、先にアメのおいしさを知ってもらって、「これはおいしい!もう一個ほしい!」と自発的に思ってもらえないとダメなんです。

このバランス取りは、プランナーとしての腕の見せ所ですね・・・!

デブチョコボはギサールの野菜がおいしいことを知っているから動いてくれてます。

◆関連記事:アメとムチのバランス感覚

初代ドラゴンクエストがいまだに最高傑作と謳われる理由は、ゲーム全体を通して緻密に計算されつくしたゲームデザインにあった。現在でも通用する"閃きのゲームデザイン"を詳細に解説します。

最近はコンテンツの食いつぶしを危惧するあまり、さいしょのアメをあげる前にやたらと周回を要求するゲームが多いですが、やることがなくなることより、達成感がなくなることのほうがゲームを100倍つまらなくします

やみくもにコンテンツをかさまししてアメまでの道のりを遠くする戦法をとると、肝心のアメがまずくなってしまうので、アメをおいしく感じられるギリギリのバランスをとるのが大事です。

私は、ゲームにおける価値のほとんどは達成感だと思っています。

周回を要求するなら、おいしいアメを用意して、アメを適度にあげて、きちんと達成感を感じられるようにするのが理想。

アメに価値を感じられれば、多少の辛さは乗り越えられます。

私がプレイヤーなら、むやみに周回ばかり要求される遊びつくせないゲームより、適度に遊べて適度にやめれる達成感のあるゲームのほうが遊びやすく、面白いと感じます。

仮にやることがなくなっても、愛着や資産やコミュニティがあって、自分が価値を感じるタイトルなのであれば、アップデートのタイミングで戻ってきてまた遊ぶことも全然ありますからね。

無理に続けさせようとするよりも、やりたいと思ったタイミングでまた手に取ってもらえるような価値、達成感を作り続けることを意識したいと思います。

というわけで牛乳が飲めるようになった話から、ゲームにおける達成感の話につなげてみました。

今回はここまで!







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